和心回帰
WASHINKAIKI
注目の「ロハス」的発想も

 ところで、わたしたち新日屋が携わっている仕事は、いま注目されている「ロハス」の考えと合致したところがあります。
 たとえば、「和」に着目し、あらゆる和の芸能に気軽に親しめる場を提供し、その伝統の継承に貢献したいと願っている点。また、着物で出かけるにふさわしい「非日常」のハレの場を提供することで、和文化の盛り立てにも一役買っています。
 ゆとりある時間をお客さまに提供することで、明日への活力につなげていただく一方、伝統芸能に触れる機会を提供することで愛好家が増え、伝統芸能の活性化にもつながっています。心地よい時間を過ごすことで、お客さまの気持ちもイキイキし始め、それは次なる行動(もっと伝統芸能に親しんでみたい、さらに新たな伝統芸能にも目を向けたいなど)への原動力となります。
 また、美しい舞台、美しい料亭のしつらえ、美しい芸人の身のこなしによって心が磨かれ、料亭文化のような非日常の和空間に浸ることで心地よさが堪能できるといえるでしょう。


「戯場国」を復刻させるドリームプロジェクト


 わたしたちが最終的に行きつくところは、江戸の「戯場国」を現代に再現することです。舞台と観客席とが一体感をもち、演じる側も役者冥利に尽きるような、観る側にもワクワクする心を呼び覚ますような「戯場国」を自分たちの手で創り出すのです。
 江戸の風流な遊び方である芝居茶屋のスタイルを現代に復活させたいま、様々な楽しさを盛り込んだ、ゆったりとした観劇のひとときを提供するところまで前進してきました。次なるステップである「戯場国」への道のりは遠いかもしれない。しかしながら、それが実現するにせよ、しないにせよ、戯場国復活のドリームプロジェクトに向かってわたしたちは、日々たゆまぬ努力を続けていきたいと考えています。
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